APDC 2024 in KAGAレポート Demonstrations1

Demonstrations

ASW・・・Safety demo & Octo

Nippon Kayaku・・・Emergency Parachute System

Randy & Tridge・・・AM32 ESCs

Andy Piper・・・Fast Loop Rate

Komiya&Kawamura・・・Ship landing & Engine VTOL

EAMS Robotics・・・Delivery

Raphael Pirker・・・High-Speed Acrobatic FPV Drone Piloting

ASW Safety demo & Octo

10メートルほど上昇してディスアームド状態に移行し、指定されたロケーションに従い三角形を描くように飛行した。強風の中でもブレることなく、安定した飛行を保ち、最終的に元の地点に無事帰還。安心と信頼の飛行を見せた。

Nippon Kayaku Emergency Parachute System

30メートルまで上昇し、緊急事態を想定してパラシュートを開き、ゆっくりと地上に降りてきた。使用されたパラシュートは特別なものではなく、誰でも扱える一般的なものとのこと。

Randy & Tridge AM32 ESCs

AM32 ESCsでのデッドタイムを2倍に変更した初のテスト飛行を実施した。ノイズの問題があり、いくつかの調整を行っており、チューニングの影響で飛行が不安定になる可能性が高かった。最初はノイズが出ていたものの、ドローンは10mほど上昇し、加速しながら3周円を描いて無事に着陸した。

Andy Piper Fast Loop Rate

アンディ氏は加賀市のドローン特区の一つとして発表された九谷ダムでドローンのアクロ飛行デモを行った。大型モニタに投影されたアクロバティックな飛行動画に観覧者は大いに盛り上がった。映像が途絶えた後、RTLモードでの自動帰還も実演された。また、ArduPilotのアクロモード強化により、Betaflightユーザーが移行する可能性があると述べた。

Komiya&Kawamura Ship landing & Engine VTOL

シップランディングデモは、RtoSのSPARKローバーをアンカーとして空解のFUSIONが動いているローバー(動いている船を想定)を追従しながら5m後ろに着陸、VTOLが動体から離陸し、着陸できるデモだった。空解の初めてのエンジンを搭載したVTOLプロトタイプは、推進プロペラを水平対向エンジン(4ストローク)を搭載し回していて、燃費が非常に良く、1リットルで約90分飛行できるため、300km以上の航行を可能にする。

EAMS Robotics Delivery

静かに地上を離陸したドローンは、約5メートルの高さまで上昇し、垂れ下がった紐の先端に装着されたフックに物資を結びつけ、強風のため慎重に空中を移動。地上にそっと物資を降ろすと、フックが自然に荷物から外れ、紐が引き上げられた。この仕組みにより、遠隔地への迅速かつ安全な災害物資の配達が可能となる。

Randy & Leonard Hall Fast rovers

車のような外観を持つこのドローンは、イチョウ型に設定されたマップを15 m/秒で走行し、元の位置に戻ってきた。2度目の走行では、速度をさらに上げることに挑戦。マッピングしているポイント間隔を広げ、21 m/秒以上のスピードで華麗に帰還。落下の衝撃にも全く問題ない丈夫さを持ち、安定した性能を披露した。

Raphael Pirker High-Speed Acrobatic FPV Drone Piloting

急上昇後に完全にパワーをオフにして自由落下させてランダムな方向に回転させてから制御を取り戻すマッドマンフリップなど、超高難易度のアクロバット操縦を披露し参加者を魅了した。


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